ペットが病気になってしまったら
パルボウィルスも、衰弱し内臓を弱らせて非常にやっかいな病気ですが、こちらは3ヶ月未満の子に多く、これらはネコはほとんど発症しないので、まああまり気にする事はないと思います。
普段家庭で気にかけるとしたら、子犬のウチはワクチンの効果で、抗体がちゃんとつくられるまでは、絶対に外へ連れ出してはいけませんね。

感染症以外にも普段から気をつけるとしたら、例えばワンちゃんなら、突然”吐く”といった場合、道ばたの草を食べたり、味の濃いエサを食べた後でいきなり吐く場合は病気ではなく、単なる生理現象。特に道ばたの草を食べるのは体調を整えるためともいわれます。もし異物を飲み込んだ場合などは、嗚咽で吐き出せばいいのですが、そうじゃない場合お医者様にいって取り出してもらうのですが、私も一度ヨークシャーがタバコを飲み込んだことがあり、その時は苦労しました。まず素手でとろうとすると、嫌がるあまり指を思いっきり咬まれますし、口を押えてやるにしても力加減が悪いと、とても痛がり大変です。
薬を投薬で与える経験のある方なら判ると思います。舌をすぐ引っ込めてしまってなかなかうまくはいかないデスネ。私の場合、二人がかりで一人は丸い親指大の棒を咬ませて口を開けて押えててもらって、竹製の菜箸を逆にもって取り出しましたけど。なれてないと時間がかかって、ますます奥に入ってしまうし、ワンちゃんも嫌がるだけでなく後々怖がってしまうので、素人の対処は危険ですね。 子犬や若いワンちゃんはよくやるので、乳幼児と同じで、口に容易に入るモノは側に置かないか、野外では水たまりとか、側溝など気をつけないといけませんね。
そうじゃないのに”吐く”場合、吐いた内容物はすくい取って、血が混じってないかなどを確認するべきです。頭を強打してもいないのに、ちょっとむせるようではなく、何度も激しく吐く、いかにも苦しそうなら重大な疾患の疑いがあります。また寄生虫の場合も吐くことがあるので、とりあえず散歩中ならすぐに連れ帰って、様子を見て獣医に診せなくてはなりません。
体力が弱っているようでも、食べさすことは控えた方がいいでしょう。吐くことが既に消耗なので、チューブのペースト状の子犬や妊娠中のワンちゃんに与える高カロリー栄養剤を舐めさせる程度でしょうね。 とにかく早くお医者様に見せることが重要です。
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話は前後しますが、感染症の場合大抵子犬が多いのですが、この場合急速に体力が奪われます。吐き戻しの繰り返しで低血糖の状態になり、数時間で症状が急変することも多いです。しかしよく言われるようにあっという間に死んでしまうというのは、私の経験上そんなにはありませんでした。ただ、ジステンパーなどですと、ふらつき口をだらしなく開けて酩酊し始めると、お水くらいしかあげられません。丈夫なゴム手袋で投薬しないと噛みつかれることもあります。
症状としては、呼吸が荒くヒューヒューいうようになります。初期症状はほとんど風邪と同じ。4ヶ月以上の中型犬で体力があると、比較的軽度な内に直ってしまう場合もあります。成犬のキャリア、またはフェレットなどから感染する事もあります。粘液、唾液などからも。酷くなると上記のような状態に。非常にガリガリになるまでやせます。膿の様な目ヤニも特徴です。
実際治療は家庭では出来ませんし、こういった症状が出るまでは、先ほども書いたようにある程度時間がかかります。(一週間くらい。但し発症始めると症状は刻一刻と急変します)ワクチン前の子犬が血便や突然吐いた場合は、室温を上げて(25℃以上)体温を低下させないようにし、すぐ病院に連れて行かなくてはなりません。
この辺りのお話しはちょっとリアルに怖いです。
でも子犬の時予防して気をつければ、滅多にお目にかかる病気ではありません。
ネコに当てはめれば成猫の猫免疫不全ウイルス(FIV)があります。
こちらは感染してから発症までが長い(一ヶ月)ので、大体気が付かないうちに進行していますね。免疫力が低下しだした猫は、口内炎や慢性皮膚炎、慢性の下痢などを繰り返しますが、初期では劇的な症状がないので、気がつきにくいです。しかも発症してから初期症状から急変する期間が早い。私の見た例では、他のネコとのケンカで出来た傷口の化膿がなかなか直らず、数週間後、おなかがふくれて獣医に診せたらかなり進行していたというのがありました。
残念なことにこの病気はワクチンがないので防ぎようがありません。アメリカではあるようですが、日本では認可されていませんし、それほど効果も無いようです。
特徴は風邪と見分けが付きません。しかも体内の免疫能力を静かに破壊する、まさにエイズなので、治療方法もありません。発症してから1~2週間で立てなくなり、肺に水がたまったりしてかなりかわいそうです。
この病気は子猫など意外と他の猫との接触がないので、かかる率は低いし、家猫では皆無といってもいいでしょう。ですから、かかる割合は非常に低いといえます。
予防に関してはまずオスのネコちゃんです。さかりの時期に他の猫とケンカをして傷口から感染というのが多いですね。野良猫が近所に多いのなら、去勢はむしろネコちゃんのためかも知れません。それにお家の中で飼い続けても、ネコちゃん自身はワンちゃんに比べてストレスにはならないようです。最初の内は出たがりますが、慣れると出るそぶりもない子が多いです。生きている内はキャリアのままで発症しない子もいますが、発症し始めると手遅れになるのは凄く早いですね。
これとネコちゃんの場合深刻な病気に猫伝染性腹膜炎(FIP)があります。猫腸コロナウイルスという比較的多くのネコにいるウィルスが体内で突然変異して発症するというもの。経口感染で広がるウイルスです。これも持ち込まれる場合がほとんどのようで、先ほどのFIVよりもかかるネコちゃんは少ないといえます。